近い将来、60〜90%の確率で大地震が発生すると多くの専門家が警鐘を鳴らしています。とくに築年数の経った木造住宅にお住まいの高齢のご家族にとって、地震への不安は決して他人事ではありません。阪神淡路大震災では、私は現地で、多くの木造住宅が一瞬で倒壊し、日常の暮らしが奪われていく光景を目の当たりにしました。あの経験が、「命を守る耐震」を生涯のテーマにした原点です。
安水建築事務所では、現在の建物の状態を丁寧に診断し、本当に必要な耐震補強だけを無理のない計画でご提案しています。さらに、国や自治体の耐震補助金の活用についても分かりやすくサポートし、費用面の不安にも寄り添います。「この家で、これからも安心して暮らしたい」――その想いに、設計と工事監理の力でお応えします。
相談から設計、完成までの流れ
耐震設計するにあたり大切なことは、まずは、お客様の話をじっくりと聞くということです。どのような事に不安を感じているのか、将来、どのようなライフスタイルをイメージされているのか、日々どのような生活をされているのか、予算はどれくらいなのか、補助金は使えるのか、様々な要素が絡み、補強計画は出来上がっていきます。そのお客様の心の底にある声を最も大切にします。その声を聞くことから、スタートします。
1.相談・コンサルティング
- お客様が不安に感じられていること、ご要望などをじっくりとヒヤリングします。
- その内容に応じて、適切な方法、それに対する費用などをご提案します。
2.補助金申請、契約
- ヒヤリング、事前調査により補助金が取れるようなら、補強設計(計画策定)補助金の申請を行います。神戸市の場合、耐震改修工事の補助金に関しては、こちら⇒
- 補助金交付決定後、提案させていただいた内容、費用に問題無いようでしたら、契約をしていただきます。
3.耐震診断(現地調査)
- 現状がどうなのかを現地調査します。その際に当時の確認申請書、図面などが必要です。無い場合には、ご相談下さい。
- 現状を調査して、そのデーターに基づき耐震診断を行います。

既存木造住宅の耐震診断
多くの学者が、近い将来に大地震が来ると予測しています。阪神・淡路大震災、東日本大震災、また、最近では、熊本にいおいて大地震が発生して、多くの建物が倒壊し、多くの尊い命が奪われ、地震に対する建物の安全性が大きく問われています。 地震は、全く、...
4.補強設計(計画策定)
- 耐震診断結果により、補強が必要と出た場合は、補強設計(計画策定)を行います。
- 補強計画図を作成し、問題が無いようでしたら、施工業者に見積依頼をします。
- 費用がオーバーしたなら、再度、計画を見直し調整します。
- 費用的に問題無いようでしたら、工事補助金申請を行います。
- 工事補助金交付決定となったら、工事着手となります。
5.工事監理
- 工事着手後は施工者と必要に応じて打合せを行い、実際に現場に出向いて、設計図書通りに施工されているがどうかチェックを行います。
- 工事の状況に応じてに合わせ、更に詳しい細部の納まりを検討します。
- 行政の検査に立会います。
6.完成・引き渡し
- 工事が終了すると報告書を作成します。
- 報告書に問題が無いようでしたら、役所に補助金の請求を行います 。
耐震改修工事の実際
(只今整備中)
関連サイト
ここでは、木造住宅の耐震化について詳しく説明していますので、是非、ご一読下さい。

地震に強い家のつくり方
日本は地震が頻発する地域であるため、住まいの耐震設計は極めて重要です。耐震設計の基本を理解し、適切な対策を講じることで、家族の安全を確保し、地震による被害を最小限に抑えることができます。ここでは、耐震設計の基本についてやさしく具体的に説明し...
